平井靖史
慶應義塾大学文学部 哲学専攻 教授
時間と心の哲学、記憶の形而上学を専門としています。ベルクソンとライプニッツを 中心に、近現代の哲学を読んでいます。
現在の中心的な課題は、時間を、延長と時制だけでなく相(アスペクト)を組み込んだ 多層的な構造として捉え直すことです。マルチ時間スケール(Multi-timescale: MTS)という 枠組みからこれを組み立て、意識・心・自由・記憶といった問題に接近しています。あわせて、 伝統的な哲学テクストの着想を、現代の分析哲学や科学理論の語彙で再定式化する作業にも 関心があります。
著書に『世界は時間でできている――ベルクソン時間哲学入門』(青土社)、 『時間を哲学する 思考のためのツールボックス』(慶應義塾大学出版会)、 『はじめてのベルクソン 時間をひらく哲学』(講談社現代新書)ほか。
現在の関心
- 時間の多層構造。延長・時制・相を組み込んだ時間哲学の構築
- 記憶の形而上学。想起はどのように過去とかかわりうるのか
- ベルクソン時間哲学の理論的再構成と、現代の記憶研究・認知科学との接続
- 概念の成立史。十九世紀の科学と哲学のあいだで術語がどう作られたか
お知らせ
2026年8月24日 『はじめてのベルクソン 時間をひらく哲学』(講談社現代新書)刊行。講談社の紹介ページ
2026年8月30日 『ベルクソン思想の現在』2刷記念トーク「ベルクソン思想の現在、その後——2022→2026」に登壇。檜垣立哉・平賀裕貴・藤田尚志・米田翼の各氏と(本のあるところajiro+YouTube配信)詳細
2026年8月31日 日本記号学会 公開セッション「ベルクソン記号論の可能性をめぐって——パース記号論との対話から」で発表。応答=谷島貫太/司会=佐古仁志(名古屋会議室ナカトウ丸の内ビル店)詳細
2026年9月2日 小倉ヒラクさんとの対談(発酵デパートメント・19時から)詳細
2026年9月13日 第58回ベルクソン哲学研究会で発表「進化的アニーリング——エラン・ヴィタルの温度解釈について」(江戸川大学 駒木キャンパス・オンライン併用)詳細
2026年9月15日 記憶の哲学ネットワーク・ジャパン(PMNJ)定期会合で発表「個人と集合のあいだの記憶——二人称エピソード記憶と開かれた過去」(札幌)PMNJ
2026年9月27日 ハイデガー・フォーラム第21回大会 特集「ベルクソン」で招待講演(慶應義塾大学)詳細
2026年10月16日 NSYSU Bergson Two-Days Workshop で発表(国立中山大学(台湾・高雄))
2026年11月29日 日曜ラボで講演(岡山市)
2026年 『時間を哲学する』(慶應義塾大学出版会)刊行。著書一覧
開講中 朝日カルチャーセンター「ベルクソン『物質と記憶』を読む」/NHKカルチャー「記憶理論の歴史」講座・講演
サイトの構成
一般向けの読み物は note で公開しています。
連絡先・研究者情報
- researchmap: https://researchmap.jp/hiraiyasushi
- ORCID: https://orcid.org/0009-0000-7572-1361