著書
単著

はじめてのベルクソン——時間をひらく哲学
予定に追われる日常、ふいに蘇る記憶、まだ決まらない決意。それらをあらかじめ在るものとしてではなく、それぞれの時間のなかで少しずつ生まれ、折り合い、かたちを変えてきたものとして捉え直す入門書。読み終えたとき、時間についての感じ方が少し変わっているように書きました。
編著・共編著

ワードマップ ベルクソン——諸学と協働する哲学
予備知識なしで読み通せるベルクソンのガイドブック。四つの主著ごとに章を立て、問題関連図・著作概要・学術的背景・キーワード解説の四点セットで構成しました。ベルクソンが同時代の心理学・生物学・物理学から何を汲み、そこに何を返したのかがたどれます。

時間を哲学する——思考のためのツールボックス
観点・領域・時制・時間経験・アスペクト・様相という六つのレンズを道具立てとして整え、ジェイムズ、フッサール、ベルクソン、ホワイトヘッド、ハイデッガーらの時間論を同じ土俵で読み比べられるようにした本。第I部で概念を解説し、第II部で実際の読解に使ってみせる構成です。

〈持続〉の力——ベルクソン『時間と自由』の切り開く新地平
ベルクソンの第一主著『時間と自由』を正面から扱う論集。バリー・デイントン、アレッサンドラ・カンポら国内外の研究者とともに、持続・強度・自由の問題群を現代の時間哲学の水準で掘り直します。『物質と記憶』三部作に続く、拡張ベルクソン主義シリーズの一冊。

Bergson’s Scientific Metaphysics: Matter and Memory Today
2015年の『物質と記憶』国際シンポジウムを出発点とする英文論集。

ベルクソン思想の現在
『時間と自由』から『道徳と宗教の二源泉』まで、主要四著作を五人の研究者が徹底討議したトークイベントの記録に、座談会とブックガイドを加えた一冊。研究の最前線を、語りことばのまま届けます。

ベルクソン『物質と記憶』を解剖する——現代知覚理論・時間論・心の哲学との接続
Project Bergson in Japan の国際共同研究の成果論集、第1弾。

ベルクソン『物質と記憶』を診断する——時間経験の哲学・意識の科学・美学・倫理学への展開
第2弾。時間経験の哲学から意識の科学、美学・倫理学へと射程を広げます。

ベルクソン『物質と記憶』を再起動する——拡張ベルクソン主義の諸展望
第3弾・完結編。拡張ベルクソン主義の諸展望を示します。三部作の背景と経緯はPBJのページへ。
分担執筆

繭の記号論——技術をめぐる倫理・芸術・哲学(叢書セミオトポス20)
閉じつつ開かれて変容する繭をモデルに、技術の宇宙論を描く論集。ケアからバイオアート、メディアアート、俳句の韻律論までが並びます。
担当:「記号過程の時間的アーキテクチャ——ベルクソン記号論へ」(pp. 189–216)

発達障害の精神病理Ⅴ——ADHD編Ⅱ
精神病理学の第一線がADHDの本質に迫るシリーズ第Ⅴ巻。2024年の集中討議をもとに、対象関係や時間経験の観点から、操作的診断の外側でADHDを捉え直します。
担当:第5章「ADHDにおける現在の窓と二人称記憶——ベルクソン時間哲学の観点から」(pp. 113–155)

貨幣の謎——新型コロナウイルスから解明する
ウイルスはお金に似ている——パンデミックの経験を出発点に、経済学・哲学・生命科学の研究者が、貨幣・記憶・時間・生命を横断して貨幣の本性を問い直す共著。
担当:第5章「マルチスケール時間構造」(pp. 89–112)

〈現在〉という謎——時間の空間化批判
物理学者と哲学者による討議型論集。
担当:第6章「「スケールに固有」なものとしての時間経験と心の諸問題——ベルクソン〈意識の遅延テーゼ〉から」。MTSという名称を最初に用いた論文です。
翻訳

ベルクソン『時間観念の歴史——コレージュ・ド・フランス講義 1902−1903年度』
新発見の口述筆記記録にもとづく講義録の翻訳。

ベルクソン『記憶理論の歴史——コレージュ・ド・フランス講義 1903−1904年度』
前年度の講義に続く、記憶をめぐる理論史の講義録。

ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論』
『時間と自由』の名でも知られるベルクソンの学位論文の全訳。
すべての業績は業績ページをご覧ください。
