Project Bergson in Japan

ベルクソンをめぐる国際共同研究

2007年創設。ベルクソン哲学を諸科学と接続する国際共同研究プロジェクト。代表:平井靖史。
更新日

2026年8月16日

PBJのワークショップ風景

Project Bergson in Japan(PBJ)は、ベルクソン哲学を出発点に、哲学史研究と現代の諸科学とを接続することを目指す国際共同研究の枠組みです。創設は2007年。日本学術振興会・科学研究費(基盤研究(B))を財源としています。

フランスをはじめとする海外の研究者と日本の研究者が、一つのテクストを何年もかけて共同で読み解き、そこにあらわれた論点を心の哲学・時間論・認知科学・人工知能・生物学といった領域の研究者と突き合わせる。この往復から生まれたのが「拡張ベルクソン主義」という方向性です。

プロジェクトの経過

期間 主題 代表
第一期〜第二期 〜2014年 ベルクソン基礎研究 安孫子信
第三期 2015〜2018年 『物質と記憶』の総合的研究 平井靖史
第四期 2019年〜 『時間と自由』の総合的研究 平井靖史
第五期 2024年〜 ベルクソン時間思想の多元的展開 平井靖史

第一期・第二期(安孫子信代表)で、フランスの研究者との深いパートナーシップが築かれました。第三期以降、学際的な展開が本格化しています。

科研費データベース:第三期(15H03154) | 第四期(19H01190)

第五期(24K00005)

主な成果

『物質と記憶』三部作(書肆心水)

第三期の国際シンポジウムを出発点とする論集シリーズ。

  • 『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する——現代知覚理論・時間論・心の哲学との接続』(2016年)
  • 『ベルクソン『物質と記憶』を診断する——時間経験の哲学・意識の科学・美学』(2017年)
  • 『ベルクソン『物質と記憶』を再起動する——拡張ベルクソン主義の諸展望』(2018年)

『〈持続〉の力——ベルクソン『時間と自由』の切り開く新地平』

平井靖史・藤田尚志編、書肆心水、2024年

第四期の成果論集。強度とリズム、時間と空間、人格と自由、『時間と自由』以降の展開、社会論的展開、日本的展開の6部構成。

Bergson’s Scientific Metaphysics: Matter and Memory Today

Yasushi Hirai (ed.), Bloomsbury, 2023

2015年の国際シンポジウムを出発点とする英文論集。

翻訳

  • ベルクソン『時間観念の歴史——コレージュ・ド・フランス講義 1902−1903年度』(書肆心水、2019年)
  • ベルクソン『記憶理論の歴史——コレージュ・ド・フランス講義』(書肆心水、2023年)

いずれも新発見の口述筆記記録にもとづく講義録です。

活動記録

シンポジウム、ワークショップ、講演会などの記録は活動記録にまとめています。